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介護職のキャリアアップは?介護福祉士やモデルケース・資格を紹介

著者: ゲートウェイ

更新日:2020/03/26

公開日:2020/03/26

介護職でキャリアップをはかる場合、どのようなモデルケースがあるのでしょうか? ここではすでに介護業界で働かれている方やこれから転職をお考えの方に向け、実際のキャリアアップモデルや、キャリアアップのために必要となる資格をご紹介します。スキルや収入をあげて利用者さんによりよいサービスを提供しましょう。

介護現場でのキャリアアップモデル

介護福祉士には現場で高いスキルが求められます。そのため、様々な状況に対応できるような能力をつけておくことが、キャリアアップに不可欠です。まずは介護現場でキャリアアップするために有効なモデルを紹介します。

初任者研修や実務者研修を受けてキャリアアップする

まず1つ目のキャリアアップモデルは、初任者研修や実務研修を受ける方法。これらの研修は、受講するために必要な要件や経験年数が定められていないため、手軽に申し込むことができます。

ただし経験の浅い介護福祉士が実務者研修を受講すると、内容の難しさからついていけなくなる恐れがあるので、まずは初任者研修を受講するのが望ましいでしょう。

生活相談員として働く

2つ目は生活相談員として働くことです。生活相談員は、利用者が実際に介護サービスを利用開始する段階から利用中、利用終了までの一連の流れをスムーズにするためのコーディネーター的な役割を担います。介護士や看護師、社会福祉士などと連携をとりながら仕事を進めていくため、高いヒューマンスキルが求められます。

ちなみに生活相談員になるには、各自治体で必要な資格が違うようです。介護福祉士の資格だけではなれない自治体もあるようなので、注意しましょう。

ケアマネージャーの資格を取得してキャリアアップする

3つ目はケアマネージャーの資格を取得してキャリアアップする方法。ケアマネージャーの仕事は、要介護状態となった人が介護サービスを利用しながらより良い生活ができるよう、ケアプランを作成することです。

ちなみに、施設に入所するより在宅で生活する要介護者が多いことから、施設ケアマネージャーよりも在宅ケアマネージャーの需要が高い傾向があります。

訪問介護事業のサービス提供責任者に就任する

4つ目は訪問介護事業のサービス提供責任者に就任することです。各訪問介護事業所に配置が義務付けられている役職で、ホームヘルパーのシフト管理や教育などの役割を果たします。

介護士が責任ある立場に出世してキャリアアップする方法

介護士が現場で積み上げてきた能力や知識を活かして、より良いサービスを提供する技術を身につける方法以外にも、責任ある立場に出世することでキャリアアップするという方法もあります。

勤務している職場の施設長に就任する

施設長は施設の運営を任される立場であるため、必ずしも全員がその役職に就けるわけではありません。事業を幅広く展開している企業であれば、それだけ事業所ごとの管理者が必要になってきます。
そのため、サービス責任者に就任したければ事業規模の大きい会社に就職すると良いでしょう。

訪問介護事業所の事業所長として働く

訪問介護事業者の事業所長は、任せられた事業所の介護サービスのみでなく、経営的な責任も任せられる役職です。各施設に1〜2人程度しか配置されないため、前職者の退職などで空きが出ない限り、そのポジションに着くのは難しいでしょう。
とはいえ、長く勤めて実績を残しておくことで、事業所長のポジションを狙うことはできます。

訪問介護事業所を立ち上げて経営者になる

訪問介護事業所を立ち上げれば、その事業所の経営権やサービスの提供内容、運営方針や人員配置などを、法律をもとに理想的な事業運営を実現できます。
ただし、事業所を新たに立ち上げるためには多くの資金や人脈が必要になるため、簡単なことではありません。

介護士の経験を活かして他分野にキャリアアップする方法

介護士として経験を積んでキャリアアップしていくことも良いですが、その経験を活かして別の現場に転職することで、これまでの経験を役立てることも可能です。

看護師の資格を取得して現場で働く

まず1つ目は、看護師の資格を取得して、医療の現場で働く方法です。看護師の資格を取得するためには専門の教育機関で必要な単位を取得し、国家試験を通過しなければなりません。介護士から転職する場合、これまで積み上げてきたキャリアやスキルが役に立つので、看護師になっても高い能力が発揮できるでしょう。

作業療法士や理学療法士の資格を取得して現場で働く

作業療法士 理学療法士
主な就職先 病院/老人保健施設/スポーツ関連施設 など 病院/老人保健施設/児童養護施設 など
資格を取得する方法 国家試験を受験し資格を取得する 国家試験を受験し資格を取得する
受験資格 指定の養成校で3年以上学び卒業する

作業療法士

作業療法士は日常生活の動作からリハビリを考え提案する仕事です。それに加え心の障害も扱ういます。精神的なリハビリテーションを行うために、作業プログラムを作成して患者の不安を喜びや安心感に変える活動を行います。こうした特徴から作業療法士には精神科や認知症などにも活躍の場があり、かなり需要の高い職種と言えるでしょう。

理学療法士

患者さんの症状に合わせて基本動作からリハビリを行うのが理学療法士です。理学療法のスペシャリストとして、福祉機器を提案するなど、専門性の高い無くてはならない仕事と言えるでしょう。

理学療法士になるには、専門学校や短期大学など既定の養成校でカリキュラムを修め、その後に国家試験を突破する必要があります。資格取得までの道のりは平坦ではありませんが、苦労する価値のある資格です。より専門性を持って仕事をするためにも、理学療法士を目指してみてもいいでしょう。

セラピストの資格を取得して現場で働く

2つ目は、セラピストの資格を取得して現場で働く方法です。理学療法士や作業療法士など資格を取得するためには、専門の学校に通ったうえで試験を通過しなければなりません。資格を取得するまでに、それなりの期間やコストがかかりますが、セラピストの仕事は利用者の能力を維持向上させるために重要です。

セラピストは利用者と適切にコミュニケーションをとりながら訓練を提供しなければならない職種のため、これまで培った介護士としての経験が大いに役立つでしょう。

介護士がキャリアアップするためにおすすめの研修制度

介護士が資格を新たに取得し、責任ある立場になるためには、長い実務経験や資金力、人脈などが必要になってきます。時間や大きなコストをかけずにキャリアアップするためには、介護士のために用意されている研修制度を利用するのがおすすめです。

介護福祉士ファーストステップ研修を受講する

介護福祉士ファーストステップ研修は、介護福祉士の資格を取得してから2年程度の実務経験を積んだ人が対象。研修の中で介護ケア、連携、運営管理基礎といった3つの領域に加えて、総合評価も履修します。合計232時間の履修時間を全15回に分けて学ぶため、介護分野の基本的な知識や技術からマネジメントの分野まで、総合的に身につけることができます。

各地域や施設で開催している研修に参加する

介護福祉士ファーストステップ研修のような、民間の団体が運営している研修以外にも、身近な場所で手軽に参加できる研修もあります。
各市町村が開催している介護士のためのフォローアップ研修制度や、病院や施設ごとにオープンに開催されている研修に参加すれば、最短半日から受講可能です。

各地域で開催されている研修会は、日程を調整しやすいだけでなく、研修にかかる費用も手頃であることが多いため、キャリアアップのためのコストが気になる人にとっては最適です。

介護のキャリアアップを考える際のポイント

介護職でのキャリアアップを考える場合、まずは「マネジメントをして活躍したいのか」「専門性を発揮して活躍したいのか」を考えてみましょう。

マネジメント職を目指す場合には、管理者や施設長などを目指すことになります。仕事内容は主に採用活動や体制の見直しなど、施設全体を改善していくものが多くなります。

専門職を目指す場合は、介護のプロを目指していくことになるでしょう。専門職のキャリアパスは介護職員初任者研修から実務者研修、介護福祉士とキャリアアップしていくのが一般的です。
また民間資格の認定介護福祉士を目指してみるのもいいかもしれません。介護福祉士の上位資格として位置づけられる認定介護福祉士はまさに専門性の証明ともいえる資格です。

将来像を見据えたうえで適切なキャリアアップの方法を選ぼう

ここでは介護の現場におけるキャリアアップモデルや、資格を取得して他の分野に挑戦する方法、キャリアアップのためにおすすめの研修制度を紹介しました。介護士として将来どのようなキャリアを歩んでいきたいかをよく考えたうえで、あなたに合ったキャリアアップの方法を選んでいくことが大切です。

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ゲートウェイ

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異業種含め、人事採用担当として15年以上のキャリアを積んだ経歴を持つ40代男性。現在はソラストの介護採用スタッフとして活躍している。スタッフの負担軽減のため、IT導入や業務ルールの改善に強みを持つ。

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